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【昆布・業界情報】貝殻島昆布漁のロシアとの交渉始まる、値上げの行方は【ヒロコンブログ第50回】

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これからちょくちょくお届けいたします

そんな6月に入る前に、新たな企画として「昆布・業界情報」なるものをお届けしようかなと思っています。

というのも、昆布やそれらに関する業界の情報というものはなかなか表立って出ていないのが現実で、お客様に昆布に関する興味を持っていただけないと思ったところがあるためです。

であれば、できる限り情報を公開していった方が今後のためにも良いのではないかと思い、ちょくちょく昆布やそれらの業界に関する情報をこちらでお知らせしていこうかなと思っています。

と同時に、それらに関して感じたことや感想を記していけたら良いのかなと思っています。

貝殻島昆布漁のロシアとの交渉が始まる

ウクライナ情勢によって日本がロシアに対して経済制裁を課していることもあり、サケ・マス漁の開始が遅れたことはニュースでご存知の方も多いと思います。

実は昆布もロシア側と毎年交渉した上で漁に行くことを認められている地区があり、それが根室市の沖合にある貝殻島というところになります。

昔は日本の領土でしたが、第2次世界大戦後にロシアが管轄する海域となり、そこに許可なく漁に行くと拿捕される、場合によっては発砲を受けることになってしまいました。

そのため毎年交渉した上でロシア側に入漁料を支払い、決められた日に漁に行くということを行っています。
漁は毎年6月1日に初日を迎えるわけですが、今年は遅れることが見込まれております。

それは、交渉開始がつい最近だったからです。

例年6月1日から解禁となる北方領土の貝殻島周辺でのコンブ漁。操業条件などを決める日本とロシアの民間交渉はウクライナ侵攻の影響で例年より遅れていましたが、27日、始まったことが分かりました。(引用:北海道 NEWS WEB

例年よりもかなり遅れており、恐らく6月1日には間に合わないと予想しております。

昆布自体は勝手に抜けることはないので大丈夫だろうと思われますが、6月~7月の時期に獲れる昆布は棹前(さおまえ)昆布といって普通の昆布より柔らかいことが特徴です。

通常の昆布は7月頃~採取するのが一般的なため、それよりも少し早く採取することで昆布が成熟する前の葉が柔らかい状態のものを確保できます。

貝殻島の昆布は食用で使用されることが多く、特におしゃぶり昆布等のおつまみ・お菓子系統で使用されることが多いため、食感が柔らかいものを好まれるお客様もいらっしゃいます。

そのため、棹前の時期に獲れる昆布は大事なのですが、交渉の遅れによってどうなるか読めないところがあり、この辺りは今後も注視する必要がありそうです。

ただ交渉が始まっただけでも大きな前進だと思うので、サケ・マス漁に続いて昆布漁も交渉が上手くいけば良いなと思う次第です。

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